07年9月議会を終えて
 第3回定例議会が、9月13日から9月21日まで開催されました。一般質問には18名の議員が質問に立ちました。私は16番目に登壇し 1.財政健全化計画 2.庁舎身の回り清掃の取組み 3.水道庁舎建設 の3項目7点について理事者の考えを問いました。
 総合開発特別委員会では、前回の議会より継続審査になっていました「米軍機訓練移転に反対する陳情」の審査が行われました。委員会の採決では賛成多数で採択をしたのですが、本会議採決では、受け入れを容認する不採択になりました。
 この訓練移転の問題は、日米安全保障や地位協定に基づく国の専権事項であり、一面は理解いたします。しかし、この間、市が防衛省に求めている訓練の早期通知、騒音対策などは何ら具体的な回答を得られておりません。そのような中、市民の安全と安心を守るという立場において容認できかねるとの判断をいたしました。本年、11月か12月にも訓練が行われるのではないか言われておりますが、厳しくその訓練を注視してまいりたいと考えております。
 以下、質問要旨を掲載いたしましたのでご覧下さい。

07年9月定例議会一般質問要旨

1.財政健全化計画について
(1)数値目標達成について 松井

財政健全化計画(平成19年〜21年)における初年度の数値目標達成は、交付税が見込み額を1億7千万円下回り、市税収入も予定額に届かない中にあるが、何としても数値目標をクリアするといった市長の決意をお聞きします。

市長 交付税などの減額は、計画指標に影響を与えることになる。各指標を何としても少しづつでも改善し、財政の健全化を図る必要性があると決意し目標設定した。
(2)数値目標達成の具体的手段について 松井

数値目標をクリアするための具体的手段を講ずるべきと考えるが、その具体的手段についてどの様に考えているのか。

財政部長 市税収入の不足は減収補填債や退職手当債などの市債の活用を考えている。しかし、あくまでも市債の発行なので公債費比率にも悪影響を与えることから、今後慎重に判断していきたい
(3)来年度以降の計画のローリングについて 松井

来年度以降の数値目標を達成させるためには、計画そのものをスピード感を持って見直すべきと考えるが、何時までに見直して市民や職員にお示しするのか。

財政部長

当然、見直していかなければならないと考えている。財政健全化法の影響も受けることから、この動きを見定めながら20年度予算とあわせてお示ししたいと考えている。

(4)職員給与独自削減について 松井

18年、19年の2年間実施している職員給与独自削減は、来年度以降も継続するが、前回の提案時に市政は大変混乱した。前回の反省に立ち、今回の提案に活かすべきことは何か。また、何を根拠として組合に削減率を提案するのか。

市長

組合員の生活に直結する問題であるから抵抗は大きい。前回は労使間で市の財政状況の認識の違いがあったのではないか。市財政の認識、時代認識の共有が大切であり、労使で協議を重ねる過程で一致点を見出してまいりたい。20年度以降のしっかりとした財政状況の推計が必要であると考えている。

2.庁舎管理について
(1)身の回り清掃について 松井

庁舎面積が同じである帯広市との比較において、苫小牧の特殊な外壁清掃を除くと年間1.600万円の違いがある。職員自らによる清掃の有無が、起因していると思われるが、なぜ、帯広市ができて苫小牧市ができないのか、その理由についてお聞きしたい。「休憩時間の廃止」の活用を含め身の回り清掃は職員自らが行うべきである。

総務部長

職員による執務室清掃の有無。外窓や共有部分の清掃回数の違いなどの業務内容の違いがある。帯広市の場合は、年末の大掃除以外は各課が任意で清掃を行っているが、清掃時間は指定しておらず、時間外手当も支給していない。いろいろい検討協議していかなければならぬ問題があるが、議員の提案を含め検討していきたい。

3.水道庁舎建設について
(1)市民理解について 松井

まちかどミーティングで、水道庁舎建設について市民理解を得るために説明していると聞いているが、取り分け庁舎の狭隘を強調しているだけで不十分な説明であると思うが、どの様に考えているのか。

市 長

本題の背景である庁舎狭隘について説明しているが、反対の意見もあり、引き続き多くの意見を聞きたい。

(2)本庁舎狭隘の解消策について 松井

庁舎の狭隘解消を直ちに水道庁舎建設に結びつけるのは短絡的と指摘しざるを得ない。そこで、具体的に庁舎解消にむけた4つの提案をするが、この指摘に対してどのように考えるか。
@西町下水処理センター2階に、監視制御設備の更新により170平米のスペースが生まれる。ここに北庁舎の下水道課を移すことができる。
A本庁舎4階の区画整理事務所が今年度をもって事業が閉鎖される。ここに2課ぐらいは充分に入ることができる。

B101日より経済部の113係がエガオ(旧サンプラザ)6階に移転することにより、生まれるスペースがある。

C旧法務局庁舎をとり壊さず原点に戻り、当初の取得目的であった本庁舎狭隘解消に向けた活用をするべきである。

副市長

市としては、庁舎狭隘解消策として、水道庁舎建設を考えているが、庁舎を建設しないとした場合には、指摘の面も視野に入れて検討していく。

水道部長

処理センターの業務と本庁舎の業務は異なっており、1フロアーで一体的にやっていることから、効率性の面からいって難しいと考えている。

再質問

使えるスペースがあるのだから、まずそこを検討すべきであり、検討の順番が逆であると指摘せざるを得ない。旧法務局は不動産鑑定のもと、建物を2,000万円で取得し壊すのにまた、3,000万円かかるという。都合5,000万円もの市費が無駄遣いとなるが、このことは、市長が唱えている財政再建の考え方と反するのではないか。また、旧法務局の活用方針がどのような理由で転換が図られたのか

市長

議員指摘の甘い部分もあるかもしれない、重要な指摘でもあるので20年度予算編成の際に頭に入れて検討していきたい。

副市長 旧法務局庁舎は指摘の通り、本庁舎狭隘解消の目的で取得したが、検討過程においてライフサイクルコストの観点から、水道新庁舎を建設するのがベターとの結論に至った
再々質問

私の提案させていただいた空きスペースの活用4点については、実際に何度も現場に行って、周辺状況も調べた上で提案しているものであります。是非、市長には自分の目でそれぞれ確かめていただくことを約束していただきたい。

市長

改めて、現場を見てきたい。

(3)建設によるコストの削減について 松井

水道庁舎建設は市全体のコスト削減に繋がるとの説明があるが、私には決してそう思えない、説得力のある論拠を示してほしい。

副市長

水道会計が一般会計に支払っている庁舎管理負担金3.500万円が、新庁舎になると管理費1.500万円と起債償還1.300万円の計2.800万円になることから、差し引き700万円のメリットが生じる。一方、一般会計としては水道負担分の3.500万円がなくなるが狭隘化の解消と市民の利便性の向上の必要経費と考えている。